3ヶ月ぶりのミナミの和食屋さん。
待ちに待った!というわけではないところが少し寂しいのですが、やっぱり楽しみではあります。
昨年後半くらいからちょっと「あれれ?」という印象だったので、どうかなーと思っていたのですが…
少し早めに来てねとおっしゃっておられたので早めに到着するとまだお客様は一組だけ。
大将もN君も忙しくなくて、ゆっくり挨拶することができました(^-^)
ここに来ると適度な緊張感がありつつ、なぜかホッとします。
いつもすっきりと清潔に保たれた空間に、大将をはじめとする同じ顔が同じように迎えてくれるのがうれしい。
こういうことって当たり前のようでなかなか難しいと思います。
☆柚子釜まずは柚子釜。そうそう、この季節はそうでした。
鮮やかな黄色の柚子から湯気が立ち上り、外の寒さをねぎらってくれるよう。
中はフグの白子。
焼き目をつけた白子は香ばしく、濃すぎない上品なコクが口の中に広がって幸せ。
銀あんも素晴らしく良い味で、少し甘みを感じるのは白子の下にしいた葱の風味。
うん、やっぱり美味しいぞ!と思う。
☆寒ブリのにぎりふたつめの付き出しは寒ブリのにぎり。
いつも小さな小さなおひつから大将が握るお寿司が大好き!なのです、もっと食べたいという名残惜しさもセットで。
寒ブリのたっぷり脂ののった身が、口の中の温度でトロけ、それがちょうどよく炊かれた寿司飯とからんで至福の美味しさ。
トロみたい!と安易にいうなかれ、トロよりもこちらのほうが洗練された脂とでもいうのでしょうか。いくつでも食べられそうです。
☆お碗この季節、豪華な宝船のお碗は見ているだけでうれしくなる美しさ。
宝船のみならず、表のつややかさにも目を奪われます。
蕪と小餅の上には拍子切りにした色鮮やかな金時人参。
おめでたい雰囲気を存分に。
うぐいす菜の緑と柚子の黄色。日本の色ってなんて美しいんでしょうね。
もちろん味のほうも完璧。
それぞれの具材に味があり、どれを食べても美味しい。鯛も適度に脂がのって美味。
☆お造りこの季節はよこわかこのひっさげが定番。
なかなかいいお魚がない季節だと…以前おっしゃっていたような。
あしらいは長芋と芽甘草。
中トロくらいの部位をたっぷり厚めに切って供されます。
器は鶴。お醤油は去年大小のセットで出されていた松をかたどった黒いもの。
ここではいい器に触れられるのも楽しみのひとつ。
☆炊き合わせ茶色のツヤピカな小さな土鍋で現れた炊き合わせ。
百合根たっぷりのひろうすと大根。上には黄色い部分だけを薄くそいた柚子皮の千切り。
いつもながらひろうすのほんわりした柔らかさと百合根の美味しさに感心しますが、味付けはもうほんのほんのほんの少しだけ塩が欲しいなぁ…
☆焼きふぐ私があまりうれしくないメインの焼きふぐ。
みんななんでそんなにふぐ好きなのかなー。
そういえばおじいちゃんもすごく好きだったし、接待でふぐ、というとオッサン連中ことのほか喜ぶけど…
ま、美味しいですよ、ここのことですから。
ただ私がそんなに喜ばないだけのことです。
でも添えられたふぐ皮はやはり他のお店とはひと味もふた味も違います。
☆ご飯セット今月のおかずは出汁巻き。他のが良かったなぁ…と思うけど仕方ない。
でも残念だったのは、進行が7人一緒になってしまって、ご飯が炊きたてから少しだけ時間が経っていたこと。
お釜をあけてすぐのと、おかわりのとはいつもツヤや食感が違うなぁと思いますが、今回ははじめからおかわりのときのちょっと乾燥気味のご飯(といっても普通は気にならないんだろうけど)。
なのでおかわりはやめときました。
お漬物も私の好みよりもずいぶん浅めだったので。
☆果物今月はいちご、下には練乳ゼリー(?)でしょうか。
黒豆を一粒、これで全体のバランスがグッと締まる、とでも言いたくなるようなツヤツヤな黒豆。
うん、やっぱり美味しかった!
全部に感動することはなかったけれど、3ヶ月ぶりだったので嬉しくいただきました。
また来月も楽しみに。