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私的生活日記

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九州旅行六泊目 亀の井別荘

田乃倉をチェックアウトした後は、最終泊のお宿へそのまま…

と行きたいところなのですが、チェックインの時間にはまだまだ。
田乃倉のすぐ前、徒歩1分なのにそのまま移動できないのはかえって不便なような気がします(笑)

仕方ないので由布院観光。
ひとつ気になった、少しだけ温泉街から離れたお店へ。

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土砂降りのなか辿り着いたのはアトリエときデザイン研究所。

主に木の器を作っている工房です。

木そのものの質感を損なうことなく塗料を塗り重ね、普通に食器として使用することができます。
いろいろ欲しいものがありすぎて困りましたが、結局どう使いたいのかということが明確にならず、「迷ったら買うな」というどこかで読んだポリシーを思い出し、丸くて可愛らしい小さな器をひとつと茶さじだけ。

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まだ実際に食べ物を入れたことはありません。
でも手触りがよくて、手に包み込んでは喜んでいます。

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中もすごく綺麗でしょう?(^-^)

雑誌に載っていたパン屋さんに行ってみたり、お土産店をウロウロしましたが、買いたいものってないのよねぇ。チェックインまで時間をつぶすのが大変でした。

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さて、では本日のお宿、そして九州最後の宿泊「亀の井別荘」。到着したのは3時ごろ。

雨が降っていたので駐車場までお迎えに出てきた人が傘をさしてくれたのですが、なんとなくその人の顔を見て、この旅館での滞在の予想がついた感じでした。

傘のさしかけ方とか荷物を持つタイミング、表情などが『やらなければいけないから』、「いらっしゃいませ、お疲れ様でした」と『言わなければいけないから言う』という、表情のない表情。

姿も上が白、下が黒のズボンで下級のボーイさんみたいな格好。スーツの人もいるのですが、なんでこの格好なのかなぁ?

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由布院御三家といわれるうちの一軒。
敷地は広いようですが、フロントまわりはさほどの広さではありません。

まず席に着いてチェックインとお茶。
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のし梅とお茶。
可もなく不可もなく。

とにかく従業員の数が多い。
でもみんな表情に乏しく、なんだか見張られているというか値踏みされているような気がしました。ホスピタリティが感じられないのね。
それに従業員がお互いの仕事ぶりの様子を伺っている、そして無言で仕事を押し付けあっているような感じで、笑顔が全然ないっ!

いや、別にね、マックじゃあるまいし「スマイル」なんて求めてません。
でも揃いも揃って能面のような表情でじーっと突っ立っていられちゃ、くつろぐなんて程遠い。

お部屋まで案内してくれたおばちゃんも「おばちゃーん」って感じ。でもおばちゃん的なフレンドリーな感じは全くなく、マニュアル通りのことを言うだけで、こちらが質問しても答えることができず、むこうから質問してきたことをこちらが答える際、不明点があり後で連絡します、と言っておきながら知らせてくれることもなくほったらかしのまま。

しかも態度がものすごく固い。
おどおどしている感じ。
ちょっとでも失敗したら怒られるのかしら…?

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お部屋までの距離、思っていたより長いです。
一番新しく広いお部屋を予約したのですが、後から後から建てていってるようで、当然一番遠い。
まぁ遠いのは構わないのですが、後からこの遠さがネックになることがわかりました。

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お部屋の前。

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玄関。

この靴べらは先程見学したアトリエときのもので、買おうかどうしようかすっごく迷ったもの。
いいお値段だったことと、うちの玄関には少しナチュラル過ぎるかな、とやめましたが。

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玄関の床のタイル。

汚れたら難儀ですが、こういうのって好き。

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お部屋の手前には控えの間。
このスペースはあってもなくてもいいと思うけど、配膳のときに仲居さんが重宝するよう。

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メインの和室。

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和室のむこうには一人がけの椅子が二つ。

こういうのってなんて呼ぶのかしら。
リクライニングではないし、かといってソファでもないし。

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その左手にはミニキッチン、火元がないからキッチンじゃないか。
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このコーヒーはしっかり売店(売店にも大仰な名前がついています)で売っているのです、いいお値段で!

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お茶セット。しかし、後で判明しましたが全く清潔ではなかった…

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トイレ。さすがにTOTOのいいのがついてました。

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お部屋についているお風呂の脱衣所。

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左手には洗面所。

液体石鹸の入った瓶はねじがちゃんと閉められてないまま。使おうとして突然蓋がはずれびっくりしました。

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しかしこのタオルウォーマーは欲しいぞ。

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このお風呂は良かった、広いし。

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でも屋根の上はちゃんと掃除してほしい…かなり劣化した枯葉です。

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寝室はベッド。
お布団の上げ下ろしに来てもらわなくていいので、ベッドのほうが気楽です。

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外が見えるのですが、お庭とは到底言えないなぁ…
行った時期はまだ新緑が綺麗だったので見られるけれど、他の季節だったらさぞかし寒々しいことでしょう。
そして雑草抜きはしましょうね。

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洋室にもクローゼットがありましたが、ちょっとニオイがするのね。
汗臭いとかではないけれど、締め切ったニオイというか、こもったニオイ。

和室のほうは狭くて使いづらかった。

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浴衣。

ハードとしてのお部屋は悪くないけれど、お部屋の掃除がイマイチなところが何カ所もあり、アメニティもできるだけコストダウンしようという方針がそこかしこに見えます。

造りだけ頑張るのは最初だけなので誰にでもできる。
でもそれをお客が快適なように維持し、清潔に保つことがおもてなしの第一歩ではないでしょうか。
きっとここのお部屋、何年か経ったら薄汚れた感じになってるんだろうな。

新しいお部屋でさえこれだもの、他の古くからあるお部屋は泊まる気もしない。

ではお風呂に行きがてら、他のところもちょっと見ましょうか。

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談話室ということになっているお部屋。
レンガ造りの古めかしい建物がこの談話室兼図書室。

ここも清潔感が全く感じられません。
一見雰囲気良さそうに見えるのですが、なんかどんよりしてるのよね。
古い本が置いてあるから、ではなく。

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飲み物も置いてあるのですが、なんとなく飲む気がしないなぁ。
なんかこう「勝手にやって」っぽく感じます。

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フロント全体図。
ここでも右手にコーヒーがあり、勝手にやってね。

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そしてコーヒーの手前に「勝手にやって梅酒」もあります。

勝手に飲めるサービスってうれしいものだけど、あんまり放置されると哀しい。
ポートピアホテルのオーバルクラブのように、基本は勝手にどうぞ、でもちゃんと見ていて
「お入れしましょうか」とささっと来てくれる、そういうのがサービスではないだろうか。

夕食後、少しだけここで梅酒を飲んでいるとき氷を変えに来たのですが、そばに立っているお客を全く無視し、無表情で氷を変えているのを見ると、かえってこういうのはないほうが良いのではと思うほど。

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では大浴場へ。

悪くはないけれど、ティッシュの箱は二枚取ったらおしまいの状態。一目見て残り少ないことがすぐわかるような状態だったので、ちゃんとしている人なら替えるはず。

反対に歯ブラシは抜けないくらいぎゅうぎゅうに詰めてあり、要するにしばらくほったらかしなんでしょうね。
ものすごく暗くて、これは落ちた髪の毛が頻繁に掃除しなくても目立たないように、という配慮(笑)なんでしょうか。

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お風呂はこんな感じ。
可もなく不可もなく。

入っていてくつろげるような感じがありません。
広さとしては申し分ないけど…なんでしょう、造りが銭湯や日帰り入浴っぽい感じを受けました。

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露天風呂は開放的すぎてこれまた落ち着かない。

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大浴場の洗面所。ちょっと狭すぎるのよね。
それにやっぱり清潔な感じがない。

うーん、どこもある意味同じレベルで統一されています。

不満や苦情が出るほどではないレベルにわざと落として、人件費や手間を省いているのでしょうか。
不思議なくらい受ける印象が同じ。

新しい場所(施設)に行くたび一見素敵に見えるので、「おっ、ここは良いかも!」と思うのですが、やっぱりどこか手抜きなのですよね。

これで一人46000円はちょっとねぇ。

こんな感じなので夕食もそれほど期待はしていなかったんだけど…やっぱり(笑)

次回は夕食編を。
by konejal1228 | 2012-08-16 11:12 |